〒274-0805 船橋市二和東5-1-1
047-448-7111
6月30日、学習会を開催しました。
NSTとは、Nutrition Support Team の略で、入院患者さんに最善の栄養を提供するためにいろんな職種が集まって構成する医療チームのことです。
まず、家庭医総合診療科の医師から、栄養状態の評価方法や、身長体重測定の重要性、NSTに取り組んだ病院の紹介もしていただきました。最初にNSTに取り組んだ病院では、入院患者さんの栄養状態が改善したことにより、MRSAの発生率が下がったとか、平均在院日数が短縮されるなどの効果が実証されています。
栄養療法の注意点や、巷で話題のダイエットについての解説もしていただきました。
その後、栄養科スタッフの協力により、手作りプロテインゼリーや手作りプリンなどの栄養補助食品の試食もさせていただきました。
つづいて、上記のタイトルでの学習会。まず、家庭医総合診療科の医師から「嚥下障害について」お話していただきました。
経口摂取の落とし穴として、日本では年間4000人の方が窒息で亡くなられていること、日本人の死因の10%が肺炎であることが紹介され、誤嚥を疑う時はどういう評価方法があるかということや、アプローチの方法も一部紹介していただきました。
次に、作業療法士から、安全に食事をするための「姿勢」「一口量」「介助方法」「食形態」についてのレクチャー。
実践も交えながら学び、完全側臥位の紹介もしていただきました。
学習会の最後は、理学療法士から「口腔ケア」についてのレクチャー。
試食や嚥下の練習をして汚れた口の中をお互いに口腔ケアをしあってみました。
嚥下の演習で食べたビスケットが、意外と拭い取れ、口腔ケアの効果を実感できました。