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12月11日、アサーティブコミュニケーションの研修会を行いました。
「みなさんは今までコミュニケーションを通じて困ったことはありましたか?」
たとえば、勘違いされたり、意図することが伝わっていなかったり、もやもやと言いたくても我慢したり…。
二人一組で「コミュニケーションを通じて困ったこと」について話し合い、発表しました。
SNSの変換ミスで間違って伝わってしまった、文が長すぎて思っていることが伝わらない等のSNSでのコミュニケーションで困ったことがたくさんあるという意見が出ました。
また、自分からこういう提案をしたいけど言いにくい、こちらが思っていることが上手く伝わらない等、会話で困ったこともあげられました。
コミュニケーションの種類は書き言葉・話し言葉の言語的コミュニケーション、表情・身振り・距離の取り方・姿勢・服装・髪型などの非言語的コミュニケーションがあります。特に「表情」でメッセージを多く伝えており、患者さんは忙しそうな表情の看護師には話しかけづらく、「聞きますよ」という感じの表情をしている看護師に話しかけやすいということです。
二人一組になり、一人は「話し手」になって「最近困ったこと、気がかりなこと」について2分間語り、もう一人は「聞き手」となり、2分間静かに聞くということを行いました。
「聞き手」は何もしゃべってはいけませんが、うなずくなどの非言語的メッセージは用いてもかまいません。
「うーん、なるほどと言ってしまいそうだったが、こらえてずっと聞いていた(聞き手を体験した人)」、「聞き手の人にはずっと聞いてもらって、時々うなずいてたので話しやすかった(話し手を体験した人)」という感想が出ました。
自己表現スタイルは、3つあります。
*アグレッシブなスタイル(攻撃的自己表現)
自分は大切にするが相手を大切にしない。相手に自分の思い通りになってほしいと思う。
*ノン・アサーティブなスタイル(非主張的自己表現)
相手は大切にするが自分を大切にしない。相手に対して率直でなく、自分に対しても不正直。
*アサーティブなスタイル(主張的自己表現)
自分も相手も大切にする。相手を尊重しながら、自分の気持ちや考えをその場にあった方法で表現する。
そもそも人の役に立ちたいという思いが強いので、「ナースはアサーティブになりにくい?」
自分のことを我慢したり、無理をしたりすることもあるかも…。
自分が普段人とどのような付き合いをしているか思い出しながら、チェックシートを記入しました。
それから、「皆さんの職場ではどうですか?」ということで、「医師とナース」、「ナースとナース(自分よりベテランナースに対してなど)」、「ナースと多職種」との関係でどうしているか例題も含めて話し合い、自分の傾向も考えました。
人はそれぞれ考え方や感じ方が違って当然です。それをお互いが大切にして理解し、関係を深めることが大切。
アサーティブなナース、アサーティブな人になりましょう!