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2020年4月1日 本年度のスタートです。船橋二和病院にも新入職員が入職しました。少し緊張しながらもこれから医療人として新しくスタートを切る新入職員たち。院長から一人ひとりに辞令が手渡されました。受け取る新入職員の顔は、少し緊張しながらも期待と希望に輝いて見えました!
当院の感染制御チーム(ICD)の医師より、新型コロナ肺炎の講義がありました。
今の医療界のトピックスは何と言ってもコロナ肺炎です。病院に勤める私たち、これから医療現場に出ていく新入職員 全ての医療人の一番の関心ごとと言えるでしょう。今現在もよく分かっていないこともある未知の感染症、新型コロナ肺炎。数年前にはやったSARS・MERSと呼ばれた呼吸器症候群の起炎菌も実はコロナウイルスの一種であったそうです。
今流行中の新型コロナウイルスもまたその仲間であり、まだワクチンや治療薬が開発されていません。
皆さんもよくご存じのとおり感染防御が必須となります。医師の話に、新入職員も興味深く、真剣に聞き入っていました。
医師による新型コロナ肺炎の講義のあと、感染予防チーム(ICT)の感染管理認定看護師より、感染予防対策の講義がありました。サブタイトルは~標準予防策と職業感染予防~まずは感染予防の基本中の基本!~♪手洗いの歌♪~を聞きながら正しい手洗いの仕方を実技も含め習いました。
私たちは医療者なので、他よりも手を洗う頻度は多いです。でも意外と自己流でやっていたり…洗い残しがないようにポイントを押さえなくてはいけません。手を洗う回数が多いゆえに、手荒れをしてしまうこともありますが、肌荒れはささくれ立った皮膚表面に菌や汚れが入り込みやすくなるそうです。念入りに洗うことともに、保湿にも気を付けなくてはいけないと学びました。
では実際、手を洗ったあとはどうなっているのだろう?
汚れに模した蛍光塗料を一旦塗り、その後いつもの手洗いをしてきました。手に塗っていた蛍光塗料がどのくらい落ちているか実験です。手洗い後の手をブラックライトで照らすと… 洗い残しが青く光ってみえました。「洗い残しの見える化」です。洗い残しが意外なところに見えました。
このように、2020年度は、新入職員辞令授与式・オリエンテーション・講義と盛りだくさんで始まりました。
「新型コロナ肺炎の講義」と「感染予防対策」を続けて行ったことで、今後の感染予防の意識がより高まったのではないでしょうか。新入職員の皆さん、これから頑張っていきましょうね!