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看護師4年目、立派な中堅看護師として病棟で頼りにされているAさん。
「自分ではまだまだだと思っているので、中堅看護師と言われ頼られてしまうことに戸惑いを感じる」といいます。
とても病棟で活躍されているAさんですので、そんな心配は無用ですよ!そういうと照れて、はにかんでいました。
後輩の指導について、それから自身の今後、将来の展望などについて聞きました。
昨年はプリセプターとして、新人看護師に1年間指導をされました。いかがでしたが?
率直に「人を指導していくのは難しい」と思いました。自分が教えていることがベストなことなのか、と考えながら指導していたけれど、間違ったことを教えるわけにはいかないので、同じところを私も調べて復習しました。教えることで自分も勉強して、私の学びにもなっていたと思います。
自分の担当の看護師だけでなく、同じ病棟の新人たちを見ていて思ったのは、当たり前かもしれないけれど、新人にもいろいろなタイプの看護師がいることです。私の言い方ひとつで傷つけてしまったり、ある子は平気であったり。
また、お尻を叩くようにしないと勉強しない子もいたりして、一人ひとりの個性に合わせて指導の仕方もぜんぜん違うのだと実感しました。
患者さんも個別性が需要なのはもちろんですが、後輩看護師の指導・教育も一人ひとりに沿った指導が必要ですよね。
看護師一人ひとりの個性をこちらが掴むのが重要ですよね。病棟に新人看護師が何人かいると、同期の子とどうしても比べられてしまう、夜勤のならしに入るのが遅いか早いかで、仕事の出来を判断されているのでは?と考え落ち込んだりしたこともありました。私も経験があるけど 他の子より自分は劣っているかと悩む子もいるんです。(単純に一緒に夜勤をするチームの先輩の都合だったりするんですけれどね。)
そんな、不安を抱えているかもしれない後輩看護師にAさんはどう対応してあげているのですか?
自分の担当の子に限らず、他の新人の子にも何気なく声を掛けてあげるようにしています。4年前の自分がそうだったように、彼女たちの不安な気持ちがわかるから、「大丈夫?」「心配なことはない?」と自分がリーダー業務の時でも部屋もちの看護師と廊下ですれ違う時などに声を掛けようと心がけています。
新人看護師たち、Aさんに声をかけてもらったらすごく喜ぶと思いますよ。優しいのが笑顔からにじみ出てますもの。
「あ~自分を気にかけてくれる先輩がいる」って、励みになるし嬉しいと思います。
患者さんにも「なんでも話しやすい看護師」と思ってほしいと頑張っているんですが、後輩看護師からは「なんでも話しやすい先輩」でありたいと思っています。(*^^)v
Aさんは その言葉通りの看護師さんですよ。これからも後輩に良く指導してあげてください!
急性期病棟で4年間勤務してきて、今後やってみたいこと、どんな看護をしてみたいなど希望はありますか?
急性期病棟で日々忙しいのですが、患者さんにしてあげたいことがたくさんあります。
外科が中心の病棟なので、どうしても手術前後は忙しくて、内科治療中の患者さんの要望、例えば車いすに乗せて散歩に行くなどしてあげたいことがあっても、リハビリスタッフにお任せすることが多くなってしまって。
リハスタッフは頑張ってくれているけれど、日常の中で行うリハビリの大切というか、時間があれば、もっとじっくり関わって患者さんの力を引き出しながらADLアップを応援できるのに…とはがゆく思うことがあるんです。
そうですね。外科病棟は外科の時間軸で動かねばならないところはあるんですよね。
お話をきいていると、リハビリ看護に興味があるのですね。
じっくり患者さんと関われる病棟に行ってみたいという思いはあります。今いる病棟は外科の患者さんが多いので、嬉しいことですけれど回復するとすぐ退院や転科になってしまいます。やっと慣れてもらえたと思ったら病棟を離れてしまって、また新しい患者さんが来て…というように目まぐるしいです。
例えばリハビリ病棟のように、ベット上生活の患者さんの離床を徐々に進めていって、ADLのアップを一緒に喜べるような看護がしてみたいと思っています。リハビリ看護の「じっくりと患者さんと関われるケア」が、今とっても自分の中で気になっています。
看護師4年目を迎え、これまで培ってきたスキルを大事にしながらも新しい分野にも視野を広げているAさん。
これからも頑張ってください。応援しています!