全職員対象の安全・感染研修会を開催しました。

２０１６年１２月１９日、全職員対象の安全・感染研修会を開催しました。

主催は船橋二和病院感染対策チーム（ICT）。

感染研修会は「結核について」、講師は感染管理担当医師。

結核菌の歴史、疫学から始まり、結核発病後の症状、診断方法、治療方法、保健所への届け出、

多剤耐性結核など、学習しました。

結核対策のまとめとして、「外来入院診療で結核を見逃さない」、「疑って、痰の抗酸菌塗抹/培養検査実施」、「咳のエチケット（飛沫/空気感染対策）」が重要と学びました。

次は「手指衛生５つのタイミング」。講師は感染管理認定看護師。

感染対策の基本である手指衛生の徹底は、最も有効な感染対策であり、全員で取り組まなければ効果がありません。

手指衛生５つのタイミングは、

①患者に触れる前　②清潔/無菌操作の前　③血液・体液に曝露された可能性のある場合

④患者に触れた後　⑤患者周辺環境に触れた後　です。

実際に動画を見て、どのタイミングで手指衛生が必要なのか、みんなで確認しました。

また、結核の患者さんに対応する時に医療スタッフが使用する「Ｎ９５マスク」の装着の仕方についてのレクチャーも受けました。

最後に、リスクマネージャー講師の安全研修「患者誤認対策」を行いました。

この研修会は、同じ内容のものを３月まで計５回行い、職員全員が参加できるようにしています。